- アルバイト応募時の履歴書の封筒マナー
- 履歴書を入れる封筒の選び方と正しい書き方
- 履歴書を郵送する際の注意点や切手料金
アルバイトの履歴書は封筒に入れるべき?基本マナーを解説
アルバイトの応募時、履歴書を封筒に入れるべきかどうか迷う方も多いでしょう。
実は、封筒の使用は提出方法によって異なり、状況に応じて適切なマナーを守ることが重要です。
ここでは、履歴書を封筒に入れる必要があるケースと、封筒なしで提出できる場合について解説します。
履歴書を封筒に入れる必要があるケース
履歴書を封筒に入れるべきなのは、郵送する場合や、正式な応募として手渡しする場合です。
以下のような状況では、封筒を使用するのが一般的なマナーとなります。
- 履歴書を郵送する場合(折り目をつけずに送付するのがベスト)
- 企業の指定がある場合(「封筒に入れて提出してください」と指示があるとき)
- 面接時に直接提出するが、きちんとした印象を与えたい場合
- 履歴書と一緒に職務経歴書やエントリーシートなど、複数の書類を提出する場合
特に郵送時は、履歴書を折らずに送ることが望ましいため、A4サイズが入る大きめの封筒を使用しましょう。
また、面接時に手渡しする場合も、折りたたまずに提出すると丁寧な印象を与えることができます。
封筒なしで提出できるケースとは?
封筒を使わなくても問題ないケースもあります。
以下のような状況では、封筒なしで履歴書を提出しても失礼にはあたりません。
- 企業から履歴書のデータ提出を求められた場合(メールやWebフォームで送信)
- 面接会場でその場で記入する場合(記入用の履歴書が用意されていることも)
- 採用担当者が「封筒不要」と明言している場合
- コンビニやカフェなど、カジュアルな職場でのアルバイト応募
特に、カジュアルなアルバイトの面接では、封筒なしで直接履歴書を渡しても問題ない場合が多いです。
ただし、渡す際にはクリアファイルに入れると、シワや汚れを防ぐことができ、丁寧な印象を与えられます。
封筒を使うべきかどうかは、企業の業種や応募方法によって異なるため、事前に確認するのがベストです。
履歴書を入れる封筒の選び方
履歴書を封筒に入れて提出する際、適切なサイズや色を選ぶことが重要です。
封筒の選び方次第で、書類の扱いに気を配っているかどうかが伝わり、採用担当者に良い印象を与えることができます。
ここでは、履歴書を入れる封筒の適切なサイズと色の選び方について解説します。
サイズはどれを選ぶべき?A4・B5の違い
履歴書を入れる封筒のサイズは、履歴書のサイズに合わせて選ぶことが大切です。
主に使われる封筒のサイズは次の2種類です。
封筒のサイズ | 履歴書のサイズ | 特徴 |
---|---|---|
角形2号(A4対応) | A4(210×297mm) | 履歴書を折らずに入れられる。 企業への正式な応募に適している。 |
角形3号(B5対応) | B5(182×257mm) | 履歴書を折らずに入れられる。 カジュアルなアルバイト応募に適している。 |
長形3号 | B5またはA4三つ折り | 履歴書を折りたたんで入れる。 一般的にはあまり推奨されない。 |
A4サイズの履歴書を使用する場合は、角形2号の封筒を選びましょう。
B5サイズの履歴書を使う場合は、角形3号の封筒が適しています。
長形の封筒は履歴書を折る必要があり、採用担当者にとって読みづらくなるため、できるだけ避けましょう。
色は白かクラフト封筒か?適切な選び方
封筒の色は、白が基本とされていますが、場合によってはクラフト封筒を使用することもあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- 白封筒:フォーマルな印象で、企業への正式な応募に最適。
- クラフト封筒(茶封筒):カジュアルな職場や、封筒の指定がないアルバイト向き。
ビジネスマナーとしては、白い封筒を選ぶのが無難です。
特に、オフィスワークや企業の受付に履歴書を提出する場合は、白封筒を使用しましょう。
一方で、コンビニや飲食店など、カジュアルな職場ではクラフト封筒を使っても問題ない場合があります。
採用担当者の印象を左右するため、迷った場合は白封筒を選ぶのがベストです。
封筒の正しい書き方
履歴書を封筒に入れる際は、表面・裏面の書き方や封の仕方にも気を配ることが大切です。
特に、手渡しと郵送では書き方が異なるため、状況に応じた正しいマナーを守りましょう。
ここでは、封筒の表面・裏面の書き方と封の仕方について詳しく解説します。
表面の宛名の書き方(手渡し・郵送で違う?)
封筒の表面には、応募先企業の宛名を記載します。
手渡しと郵送では書き方が少し異なるため、それぞれのパターンを確認しましょう。
◆ 郵送する場合の書き方
郵送する場合は、次のように書きます。
- 宛名(会社名・部署名・担当者名)を中央に記載
- 会社名は「株式会社」などを省略せず正式名称で書く
- 担当者名が分かる場合は「○○様」、不明な場合は「採用担当者様」と記載
- 封筒の左下に「履歴書在中」と赤字で記載(もしくは赤いスタンプを使用)
例:
〒123-4567 東京都〇〇区〇〇1-2-3 株式会社〇〇 人事部 採用担当者様 履歴書在中(赤字で記載)
◆ 手渡しする場合の書き方
面接時に直接履歴書を手渡す場合は、以下の点に注意しましょう。
- 会社名や担当者名は書かなくてもOK
- 「履歴書在中」の記載も不要
- 封筒の表には何も書かず、裏面に自分の名前のみ記載
手渡しする際は、封筒から履歴書を取り出して直接渡すのが丁寧なマナーです。
裏面の書き方と封の仕方
◆ 裏面の書き方
封筒の裏面には、自分の氏名と住所を記載します。
郵送の場合、封筒の左下に小さく書くのが一般的です。
記入例:
(裏面 左下) 〒987-6543 東京都〇〇区〇〇5-6-7 山田 太郎
手渡しの場合は、封筒の裏に氏名のみ書けばOKです。
◆ 封の仕方
封筒の封をするかどうかは、郵送と手渡しで異なります。
- 郵送する場合:封をのりで閉じ、「〆」の印をつける
- 手渡しする場合:封は閉じずに開けたままにする
手渡しの際に封を閉じると、採用担当者が開封する手間が増えるため、開けたままにしておくのがマナーです。
郵送する場合の注意点
履歴書を郵送する際は、正しい折り方や封の仕方、必要な切手の料金を守ることが大切です。
不適切な方法で郵送すると、採用担当者に悪い印象を与えたり、書類が傷んでしまう可能性があります。
ここでは、履歴書の正しい折り方や郵送時のマナーについて詳しく解説します。
封筒に入れる際の履歴書の折り方
履歴書のサイズに応じて、適切な折り方を選びましょう。
◆ 履歴書を折らずに送る場合(推奨)
A4サイズの履歴書を使用する場合は、角形2号の封筒に折らずに入れるのがベストです。
折り目がないことで、履歴書が読みやすくなり、丁寧な印象を与えられます。
特に、オフィスワークや企業の事務職への応募では、履歴書は折らずに送るのが基本です。
◆ 履歴書を折って送る場合(やむを得ない場合のみ)
どうしても小さい封筒(長形3号など)を使う場合は、三つ折りにするのが一般的です。
正しい三つ折りの方法は以下の通りです。
- 履歴書の上から3分の1を後ろに折る
- 下から3分の1を前に折る
- 封筒の開封口を上にして、履歴書の表紙が上になるように封入
ただし、折り目がつくと見栄えが悪くなるため、できるだけ折らずに送るのが望ましいです。
郵送時に必要な切手の料金と封筒の閉じ方
◆ 必要な切手の料金
履歴書を郵送する際は、封筒のサイズと重さに応じた適切な切手を貼ることが重要です。
料金が不足すると、企業に迷惑がかかるため、必ず事前に確認しましょう。
封筒のサイズ | 履歴書の状態 | 料金(目安) |
---|---|---|
角形2号(A4) | 履歴書1枚+カバーレター | 120円 |
角形2号(A4) | 履歴書+職務経歴書など複数枚 | 140円 |
長形3号(A4三つ折り) | 履歴書1枚 | 84円 |
※郵便料金は変動することがあるため、不安な場合は郵便局で計量してもらうのが確実です。
◆ 封筒の閉じ方
封筒の封の仕方にもマナーがあります。
郵送する場合は、のり付けをして封を閉じ、「〆」マークを記載するのが一般的です。
- 封をのりでしっかり閉じる(セロハンテープはNG)
- 封筒の継ぎ目の部分に「〆」と書く
- 企業によっては封筒を開封するための「開封厳禁」のシールを貼るとより丁寧
封をしっかり閉じることで、履歴書が途中で開いてしまうのを防ぎ、より丁寧な印象を与えることができます。
また、採用担当者がスムーズに開封できるよう、封の部分を軽く押さえて密着させると良いでしょう。
郵送する際は、住所や宛名に誤りがないか、切手料金が不足していないかを必ず確認してから投函しましょう。
アルバイトの履歴書の封筒マナーまとめ
履歴書の封筒マナーを守ることで、採用担当者に良い印象を与え、スムーズな応募につながります。
以下のポイントを押さえて、適切な形で履歴書を提出しましょう。
◆ 履歴書の封筒マナーまとめ
- 履歴書は基本的に封筒に入れて提出するのがマナー
- 郵送時は折らずに入る角形2号(A4)や角形3号(B5)の封筒を使用
- 封筒の色は白が無難(カジュアルなアルバイトではクラフト封筒でも可)
- 郵送時の宛名は「会社名+部署名+担当者名」を正しく記載
- 封筒の左下に「履歴書在中」を赤字で明記
- 封筒の裏面には自分の住所と氏名を記載
- 郵送時はのり付けをして「〆」の印をつける
- 郵送時の切手代は重さを確認し適切な料金を貼る
- 手渡し時は封を閉じずに、履歴書を取り出して渡すのがベスト
封筒の扱いひとつで、応募者の印象が左右されることもあります。
正しいマナーを守り、採用担当者に好印象を与えるようにしましょう。
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