- 履歴書の職歴欄の基本的な書き方
- 採用担当者に伝わりやすい書き方のポイント
- 職歴欄でアピールする方法と注意点
履歴書の職歴欄の基本的な書き方
履歴書の「職歴」欄は、これまでの職務経歴を時系列で記載する重要な部分です。
採用担当者は、あなたの職務経験やキャリアの流れをここで確認します。
正しく、かつ分かりやすく書くことで、評価が上がる可能性もあります。
職歴欄に記載する情報とは?
職歴欄には、以下の情報を記載します。
- 入社・退職年月
- 会社名(正式名称)
- 配属部署・職種
- 担当業務や役職(簡潔に)
例:
20XX年4月 株式会社○○○○ 入社
営業部に配属され、法人営業を担当
20XX年3月 株式会社○○○○ 退職
基本的には、古い順に並べて記載します。
在籍期間の記載ルール
履歴書では、西暦・和暦のどちらかで統一するのがポイントです。
例えば、「2015年4月入社」と書いたなら、「平成27年4月入社」と混在しないようにしましょう。
また、「在籍期間をはっきり記載する」ことも大切です。
採用担当者は、履歴の空白期間を気にするため、期間を明確に書くことが信頼性を高めます。
会社名や部署名の正式名称を使う
会社名は、省略せずに正式名称で書きましょう。
例えば、「○○商事」ではなく、「株式会社○○商事」と記載します。
また、グループ会社や子会社の場合も、正確な名称を記載するのが望ましいです。
部署名についても、正式な名称を使いましょう。
転職回数が多い場合の職歴の書き方
転職回数が多いと、採用担当者に「すぐに辞めてしまうのでは?」と懸念されることがあります。
しかし、適切な書き方をすれば、キャリアの多様性や経験の豊富さをアピールできます。
ここでは、転職回数が多い場合の職歴の書き方について解説します。
すべて書くべき?省略できる?
基本的に、履歴書にはすべての職歴を記載するのが原則です。
しかし、以下のようなケースでは、省略や簡略化を検討しても良いでしょう。
- 短期間(3ヶ月未満)の職歴で、職務経験として大きな影響がない場合
- アルバイト・契約社員としての一時的な勤務で、応募職種と関連性がない場合
ただし、職歴の空白期間が不自然に生じる場合は、「○○年△月~○○年△月 フリーランス活動」などと補足すると良いでしょう。
短期離職の扱い方
短期離職が多いと、採用担当者は「すぐに辞める人では?」と不安を抱きます。
そのため、短期離職がある場合は、以下のように対応するのがおすすめです。
- 正直に記載し、**自己都合の場合は理由を簡潔に書く**
- 「契約満了」などやむを得ない理由がある場合は明記する
- 離職理由よりもスキルや実績を強調する
例えば、短期間でも重要な業務を経験した場合は、
20XX年5月 株式会社○○○○ 入社
ECサイト運営を担当し、新規商品のマーケティング戦略に従事
20XX年9月 株式会社○○○○ 退職(契約満了)
このように書けば、**短期離職であってもポジティブな印象を与えやすくなります。**
職歴欄で採用担当者にアピールするコツ
履歴書の職歴欄は、単に過去の勤務先を記載するだけではありません。
**これまでの経験や実績を簡潔に伝え、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせる**ことが大切です。
ここでは、職歴欄で効果的にアピールするためのポイントを解説します。
実績やスキルを簡潔に盛り込む方法
職歴を記載する際、ただ「○○株式会社 入社」と書くだけでは不十分です。
**具体的な実績やスキルを簡潔に記載することで、採用担当者の興味を引くことができます。**
例えば、以下のように書くと良いでしょう。
20XX年4月 株式会社○○○○ 入社
営業部に配属され、法人営業を担当。新規開拓をメインに行い、**年間売上1.5倍を達成**。
20XX年3月 株式会社○○○○ 退職(キャリアアップのため)
このように、**「具体的な成果」や「担当業務」を簡潔に盛り込む**ことで、アピールにつながります。
退職理由の書き方(書くべきか書かないべきか)
履歴書の職歴欄には、退職理由を書くかどうか迷うことがあります。
基本的には、**履歴書には退職理由を明記する必要はありません**。
ただし、採用担当者が気にしそうな場合や、ポジティブな理由がある場合は、以下のように簡潔に記載すると良いでしょう。
- 「キャリアアップのため」(より専門性の高い仕事を求めた場合)
- 「家庭の事情により一時退職」(ブランクがある場合)
- 「会社都合により退職」(リストラや倒産の場合)
ただし、「人間関係が合わなかった」「仕事がつまらなかった」などのネガティブな理由は避けましょう。
履歴書の職歴欄でよくあるNG例
履歴書の職歴欄は、採用担当者が最も注目するポイントの一つです。
しかし、誤った書き方をすると、「この人は信頼できない」「読むのが面倒だ」と思われてしまうこともあります。
ここでは、よくあるNG例を紹介し、避けるべきポイントを解説します。
曖昧な表現や誤った日付
履歴書の職歴欄では、**具体的で正確な情報を記載する**ことが重要です。
曖昧な表現や誤った日付は、信頼性を損なう原因になります。
NG例:
20XX年4月頃 株式会社○○○○ 入社
営業を担当
20XX年3月くらい 株式会社○○○○ 退職
「頃」「くらい」などの曖昧な表現は避け、正確な年月を記載しましょう。
また、在籍期間が間違っていると、経歴詐称と見なされることもあるため、必ず正しい日付を確認してください。
誤字脱字や読みづらいレイアウト
履歴書は、「正確さ」や「見やすさ」も重要なポイントです。
誤字脱字があると、「細かいミスが多い人」「仕事が雑な人」という印象を与えてしまいます。
NG例:
20XX年4月 株式会社○○商事 入社(※正しくは「株式会社○○○○」)
営業部に配属される(※「配属」ではなく「所属」)
また、職歴欄の改行がなく、詰め込みすぎていると、読みづらくなってしまいます。
適度に改行し、箇条書きなどを活用して見やすく整理しましょう。
転職時の履歴書「職歴」欄のまとめ
転職時の履歴書の職歴欄は、これまでのキャリアを適切に伝える重要な部分です。
単に勤務先を羅列するのではなく、**実績やスキルを簡潔に盛り込み、採用担当者に好印象を与える工夫が必要**です。
ここまで解説したポイントをまとめると、以下のようになります。
履歴書の職歴欄の基本ルール
- 職歴は時系列で記載し、入社・退職の年月を明記する
- 会社名や部署名は正式名称で記載する
- 西暦・和暦はどちらかに統一する
転職回数が多い場合の対策
- 短期離職が多い場合は、**省略するか簡潔に理由を補足**する
- 退職理由を書く場合は、**ポジティブな表現を心掛ける**
採用担当者にアピールするポイント
- 職務内容を簡潔に記載し、実績やスキルを具体的に示す
- 「年間売上○○%増加」など、**数値を用いた実績を記載**すると効果的
避けるべきNGポイント
- 「○○年頃」など曖昧な表現はNG
- 誤字脱字や不統一な表記に注意し、**読みやすいレイアウトを意識**する
履歴書の職歴欄は、あなたのキャリアを正しく伝え、採用担当者に興味を持ってもらうための大切なツールです。
これらのポイントを押さえ、魅力的な履歴書を作成しましょう!
- 職歴欄は、時系列順に正確な情報を記載することが重要
- 会社名や部署名は正式名称を使用し、西暦・和暦は統一する
- 転職回数が多い場合は、短期離職の理由を簡潔に補足
- 具体的な実績やスキルを簡潔に記載し、アピールにつなげる
- 誤字脱字や曖昧な表現を避け、読みやすいレイアウトを意識
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